そこにあるだけで日常に少しの変化と安らぎをもたらしてくれるアート作品のような服

奇を衒うようなデザインではなく、かと言って主張がないわけでもない。生活に彩りを与えてくれる《TARO HORIUCHI》のデザイン

2018.03.29 Thu

ファッションデザイナーが服を作る時の手法やアプローチは十人十色であろうが、「服」をどう捉えているか(どう考えているか)は、大まかに2通りに分類できるのではないだろうか。少し乱暴になるかもしれないが、「実用的な日常着としての服」か「何かを表現するための方法としての服」の2通りである。バランスの問題でどちらか一方という意味ではもちろんないし、どちらが良いという話でもない。

TARO HORIUCHI》の服は、後者の割合が多く、そして、それはいわゆるアートに近いものを志向していると言えるのではないだろうか。それは、デザイナーである堀内太郎氏の生い立ちや経歴からも容易に想像できる。

 

 

彼は、15歳でイギリスに渡りその後ロンドンのキングストン大学で写真を専攻した後、アントワープ王立芸術アカデミーでファッションを学んでいるが、アントワープは他のファッションアカデミーと比べてもいわゆるリアルクローズというよりは表現を重視する校風の学校として知られており、アカデミーを首席で卒業したことも考えると彼のクリエーションのベースにどのような考え方があるのかは至極当然と言えるだろう。

 

 

しかし、《TARO HORIUCHI》の服はしっかりと日常で着用し得るデザインであることこそがポイントなのではないだろうか。一見奇抜に見えるようなアイテムであっても、いわゆるランウェイ映えするような奇抜なものではなく、不思議と日常に馴染んでいくようにデザインされている。一枚数百万、数千万円するような絵画や写真などのアンリアルなアート作品というよりは、自宅に飾っておきたくなるような、身近さを感じられるリアルなアートに似た温もりがある。

丁寧かつ繊細なやテキスタイルの追求とパターンのマッチングによって生み出されている《TARO HORIUCHI》の服はきっとあなたの生活に華を添えてくれるに違いない。

 

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