近くて遠い建築とファッションの関係性を探求する
プロジェクトブランド《LCDD》とは?

「建築」と「衣服」の二刀流で新たな「空間」を
創出しようとするプロジェクトブランド

2018.03.08 Thu

建築と衣服(ファッション)は、人間が生きていくために必要とされる衣・食・住の中に入っているにも関わらず、近くて遠い関係と言えるかもしれない。

古今東西、ファッションのコレクションテーマとして、「◯◯が手がけた建築物にインスパイアされた」だとか「建築家◯◯をフィーチャーした」という言葉を聞くことは少なくない。建築家や建築物はファッションデザイナーによくインスピレーションをくれるらしい。

また、「建築やインテリアデザインを学んだ後に、ファッションスクールに入学した」という経歴もそう多くはないが、ファッションデザインの中ではそこまで稀なケースでもない。有名なところでは、Hussein Chalayanや最近NIKEとのコラボが話題を読んだ《OFF WHITE》のVirgil Ablohなどは、大学で建築を学んだ後にファッションの世界に転向したファッションデザイナーである。

しかしながら、建築のデザイン・設計と洋服のデザインを同一のデザイナーが同時並行して行っているということは、世界広しと言えどもかなり稀なケースではないだろうか?関係がありそうとも、無さそうとも言える建築と衣服(ファッション)を同一の視点から見つめて、それぞれのデザインに反映させているブランドが《LCDD》である。

《LCDD》は、建築(Architecture)と衣服(Couture)を融合させた「Architecouture」をブランドのコンセプトに掲げ、単に建築家や建築物にインスパイアされた衣服に留まる事無く、より本質的な両者の関係性を探求する事で心地よい「空間」を創り出すことを目指している。

彼らにとって服は建築であり、建築は服でもあり得るのだろう。「建築と衣服の間に関係はない」と切り捨ててしまうことは簡単だが、多くの人が気にもしないところにこそ新しい創造の可能性が眠っているのではないかと思ってしまう。

衣と住の間を自由に行き来しながら《LCDD》がどんな「空間」を生み出していくのか。果たしてそこに可能性はあるかも含めて非常に動向が気になる取り組みである。

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