結局のところファッションってなんだ?

2018春夏シーズンのオリジナルルック公開に先立つ
バイヤーの備忘録的コラム

2018.02.22 Thu

ファッションは不思議なものだ。

デザイナーは半年先の未来に着るものを発表し、バイヤー・ジャーナリストをはじめとした人たちは、それを評価し未来のトレンドを予測したり分析したり買い付けたりする。

私たちは明日のことすら何もわからないというのに。

いつの頃からか始まったこのファッションのシステムは、see nowbuy nowの登場によって多少の変化はあるものの、未だ基本的な流れは変わっていない。

また、ファッションはデザインと呼ばれるものの中で男女の差を前提に作られる数少ない分野でもあり、言葉で表現することが難しいエモーショナルな部分が重要視されることも多いし、1着の服が持つストーリーやそこに込められた想いを身につけることで感じることが出来るのはファッションが持つ魅力の1つでもある。

そんなファッションに未来を大きく変えるほどの力があるかどうか私には分からないけれど、未来を少しだけ楽しみに、待ち遠しいものにしてくれる力はあると思う。

ロンドン・ミラノ・パリ・ニューヨークを中心に発表されるランウェイやコレクションをチェックしている人はファッション関係の仕事をしているか、よっぽどの好事家だけだろうと思うが、そんなものを見なくとも今くらいの時期から展開される春夏ものの服を見て、それを着て過ごす2ヶ月後のことを想像するだけで、少し気分がアガる人も多いのではないだろうか。

ファッションとは何か?という昔から問われてきた問いの答えは、人それぞれだと思う。

ある人はファッションは武器だと言い、ある人は社会で戦うための鎧であると言う。
また、社会を映す鏡であり、自己実現のための道具であり、コミュニケーションのためのツールであると言われたりもするが、ファッションは少し先の未来を楽しくしてれるものなのではないかと私は思う。期間限定の高揚感を与えてくれるもの。それが私にとってのファッション。

最近少し暖かくなってきたし、何を着てどこへ行こうか。

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