「大きな革新的なことではなく、普段の生活の中に
小さな革命を起こせれば良いなと思っています。」

昔の物を知り、インスピレーションをもらいながらも単なる懐古主義ではなく、
今の時代にあったモノを作っていく姿勢はまさに温故知新のあるべき姿

2018.02.09 Fri

福原:これは、1940年代くらいの《PILGRIM 》のヴィンテージシャツで、当時としてはなんて事のないカジュアル寄りなドレスシャツですが、今となってはその素朴な素材感が とても愛らしく魅力を感じます。一方で、現代では技術が進歩しすぎて生地がキレイに出来すぎるんですよね。このシャツは、ファブリックの魅力を感じるものの一つの例としてお見せしましたが、僕がこれまでモノと向き合ってきた経験や、そこで得てきた価値観はどうしても作るものに表れてしまいますね。それもきっと感覚的に共感してもらえる要素なのかなと思っています。

B:下着は普段目に見えない部分ですし、《OLDE HOMESTEADER》のモノ作りの姿勢は、ロゴやグラフィックを前面に押し出したような現在のいわゆるファッション的なモノとは違うと思います。そのような時代性もある中で、ブランドをあえてトランクスから始めたという事自体もユニークな試みだと思いますが、いかがでしょうか?

福原:そうですね()。仰られたように下着は普段見えないモノですし、モノの良さを伝えるのが難しい分野だと感じますが、難しいからこそやりがいがあると感じています。簡単に理解されるものは、簡単に忘れられてしまうし、簡単に消費されてしまう。ゲームであったり音楽など、難解なものの方が面白いじゃないですか。その「面白い」を、モノを通して感じてもらえると嬉しいですね。 ですので、まずはトランクスを通してブランドの価値観を提示した上で、アンダーウェアとこれからも向き合い続け、結果そこから様々な展開が生まれるのではないかとワクワクしています。

B:現在、トランクス以外で具体的に進行しているアイテムはあるのでしょうか?

福原:実は今月からアンダーシャツを展開していきます。これも、半世紀以上前に作られたもので、10年くらいずっと愛用しているMade in Japanのアンダーシャツがきっかけです。 トランクスと向き合い続けてきたからこそ、やっと視点と考えを持ってそのアンダーシャツから感じてきたモノの魅力と向き合えるのではないかと考え、ようやくかたちに出来たんです。

B:トランクスもそうですが、やはりご自身が身につけている中で感じた事をユーザー目線も含めて商品に反映させているのは、何よりの強みですよね。

福原:そうですね。それには商品を作るサイクルも大切だと思っています。今の世の中において、トランクスだけで勝負するというのは非常識な事かもしれませんが、感動してもらえるものには簡単にはたどり着けないし、時間がかかります。だからこそお客さんの反応が頂け、存在意義を強く感じますし、ブランドとしてもその後の展開が見えてくると思います。また、品質を求めた上で、工芸品でも大量生産でもなく、その間にある適量生産を理想として考えていて、絶対に譲れない品質を一人でも多くの人にお届けできればと思います。

B:そのサイクル自体にもストーリー性を感じますし、個人的にもトランクス、アンダーシャツの次の展開も非常に気になりますね。先ほど、福原さんがお話されていたように、 日用品は品質が大切ということでいうと、従来のラグジュアリーとは異なる意味でのラグジュアリーなのではないかと思います。

福原:なるほど。その考え方は今までなかったですが、言われてみるとそういった考え方も出来るかもしれないですね。今まで自分も、先端的な素材やアイテムも使用してきましが、機能的なものやキャッチコピーがつくものって必ずデメリットもあるわけで。誰しもが少なからず残念な思いをしてきてると思います。そういう意味では、結局、アナログで シンプルなものに品質を感じるし、品質を感じた時に感動します。そして過去の人が長い時間をかけて工夫して発展してきたそういう普遍的なものが未だに残っている。そこに原石のようなモノの魅力が潜んでいると思うんです。そういったものと向き合い続けた上で、 先に挙げた先端的で大きな革新的なことではなく、普段の生活の中に小さな革命を起こせれば良いなと思っています。

B:言葉の意味や人の視点はちょっとしたことで変えられるし、変わっていくものだと思います。いわゆる「ラグジュアリー=高級な嗜好品としてのファッション」という認識を、 OLDE HOMESTEADER》のトランクスをはじめとした日常的に身につけるものによって変えていくことができれば、これからの時代の豊かさに繋がっていくのではないかと思います。

福原:僕は、《OLDE HOMESTEADER》をプロダクトブランド、もっと言ってしまえばプロジェクトブランドとして考えていて、モノを通じてお客様の価値観にアプローチしていきたいと考えています。そして、そこに込めた想いや熱量は必ず人に伝わると信じてい ます。お見せしたシャツなどもそうですが、昔の物を知り、インスピレーションをもらいながらも単なる懐古主義ではなく、今の時代にあったモノを作っていくことが大切だと思いますし、そうしたアプローチにこれからのモノ作りの真価が問われるような気がしています。

B野菜などの食材もそうだと思うのですが、何を買うかということもさることながら、 誰から買うかの重要性が増しているように感じているので、BOICEとしてもEC限定のブランドではありますが、BOICEで買いたい、BOICEのこのバイヤーから買いたいと思ってもらえるようにしていきたいと思っています

福原:私もそのような考え方に共感して、今回BOICEさんとの取り組みをしていきたいと思っているので、トランクスをきっかけに、今後もBOICEさんのフィルターを通してお客様に声を届けていただければと思います。

 

OLDE HOMESTEADER

Official HPhttp://www.oldehomesteader.jp/

日用品として洋服を 使ってもらいたい という想いが強い。
今改めてレディースの 難しさと奥深さを感じる。 女性を服で幸せにしたい。
可能な限り 着用する人の生活に 役立つ服作りをしたい。
ユーザー目線で作られる NUMBER Mのパンツは “ウォーム”ジャパン

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