愛着や偏愛が垣間見えることで広がる
FILL THE BILLの現代的な再解釈の世界

再解釈・再編集が進むファッションシーンでは何が差をわけるのか?

2017.12.26 Tue

古着のアーカイブや衣服の歴史を探求し、再解釈することで現代的にアレンジして提案する。この洋服を作るための方法論自体は、今となっては特段新しいことでは無いだろう。
オートクチュールからプレタポルテへと大きく流れが変わって以降、民族衣装をはじめとして、そういった試みは数えられないほど試みられてきたし、ミリタリーやワークウェアに限っても、同様の手法を用いてそれらをモードにまで昇華したMartin Margielaの仕事抜きには語れないだろう。
また、日本でも様々なブランドによって様々な解釈がなされて発表されてきた。最近では、Hykeもブランドのコンセプトとして「HERITAGE AND EVOLUTION」を掲げてデザイン活動を展開している。

個人的に、ほぼ同様の対象アイテム(例えば、M-65やMA-1など)を同様の方法論(それらを現代的に再解釈すること)を用いてデザインされる時に、どのように再解釈してデザインするかも重要だが、まず問われるのは素材として何を選ぶかということなのではないかと思う。それはざっくり言うと、対象のアイテムに対する造詣の深さと愛着、それとセンスとも言える。なぜ今、それを再解釈する必要があるのか?それが新しいのか?

Boiceでは、バイヤーの偏愛的なブランドやアイテムをほぼ独断と言って良いセレクトによって皆さんに提案しているが、それはファッションが好きと言う思いが高じてのことだが、ファッションである以上、なぜ今それを提案するのかというタイミングも大切なのと同じことなのかもしれない。

そう言った意味で古着への愛着や偏愛を感じるブランドは数多くあるが、Boiceでも取り扱いのあるFill the Billは、想いのアイテムへの落とし込みにバランスの良さを感じるブランドであると思う。

2017AWシーズンでは、定番としてリリースされているMILITARY LEATHER PURSEをセレクトしているが、元ネタになっているだろうアメリカ軍のPERSONAL EFFECT BAGを素材をレザーにすることで、全く違う表情のアイテムに仕上がっているし、2018SSシーズンも旅をテーマに、民俗調のテキスタイルを大胆に使用しコレクションを発表しており、そちらも今後ご紹介していく予定だが、メンズブランドとしてスタートしたブランドならではのこだわりが、バランスよくレディースに反映されているFill the Billは要チェックのブランドです。

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