「アクセサリーブランド」ではなく「デザインレーベル」としてトータルでのデザインを目指す《NEZU》デザイナー三島友加里さんインタビュー【後編】

「アクセサリーしか作れないのは悔しいと思って、コンセプトにはあえて“デザインレーベル”と書いたので頑張って実現させないといけないですね。」

2018.05.14 Mon

赤澤:そういったお話を聞くとちょっと重みが変わりますね。形も色々ありますし、糸の色も違うので好きな人が集めたくなるのもわかりますよね。このメガネをこんな人にかけて見て欲しい人はいらっしゃいますか?

三島:え~、誰でしょう。笑 ハマケンさんとかがかけてくれたら嬉しいかもしれないですね。でも、実は最初の展示会で一番目に手に取って下さったのが滝川クリステルさんだったんですよ!

赤澤:おぉ~、すごい名前が出て来ましたね!滝川さんはプラベートでも、とてもファッションがお好きだと聞きますよね。

三島:そうなんですね。出展していた合同展示会のブースにたまたまいらっしゃって、すぐに「これ欲しいのだけれど、どこで買えるの?」と言って頂いて。その時はまだお取り扱いが無かった為、たくさんのメガネを試着して頂き、その場でメガネを2本プレゼントしました。あと嬉しかったのはPUFFYのユミさんがファッション雑誌のインタビューの中で、最近購入したものとしてこのメガネを紹介してくれたことがありました。

赤澤:それはアガりますね。笑 有名人だけではなく、街中でご自身がデザインしたアクセサリーを身につけている方を見かけたことなどはありますか?

三島:私はないんですが、友達から「〇〇で見かけたよ」という話を聞いたりすることはありますね。あとは、購入して頂いたお客様が「電車の中で見かけてずっと欲しいと思って探していた」というお話を伺ったことがありました。

赤澤:それは嬉しいですね!もう少ししたらご自身でも街中で見かけることがあるんじゃないですか!人気商品のメガネはシーズン問わずに展開されていらっしゃいますが、2018ssの「水」のようなシーズンのテーマはどんなところからインスパイアされているのでしょうか?

三島:私の場合は言葉から始まることが多いですね。制作を開始するにあたってキーワードのような言葉を10個くらい書き出して、絵画やアートが好きなのでイメージに合うビジュアルなどのを集めてスクラップブックのような資料を作っていくんです。そこから具体的なデザインに落とし込んでいく感じですね。

赤澤:言葉からイメージを起こしていくんですね!「声」や「言葉」をコンセプトの1つにしているBOICEとしては100点満点の回答です!笑

三島:たしかに!ありがとうございます!笑 キーワードと生地のスワッチ、イメージに近いヴィジュアルを貼っていっていくんですが、アクセサリーの作り方としては珍しいみたいです。

赤澤:どちらかというと洋服のデザイナーさんに近い作り方のようにも感じますね。

三島:そうですね。私が洋服のデザインをしていたこともあって、洋服のデザインに近いんだと思いますね。

赤澤:そのようにしてデザインされた《nezu》のアクセサリーをどのような人に身につけて欲しいというイメージはあるんでしょうか?

三島:自分自身もデザインやアート、建築が好きなので同じようにそういったものがお好きな方が身につけてくれると嬉しいですし、実際にデザイン関係のお仕事をされている人に購入して頂くことも多いですね。

赤澤:ブランドのHPを拝見すると、「アクセサリーブランド」ではなく「デザインレーベル」と書かれていらっしゃいますが、あれはアクセサリー以外にもデザインしていきたいということなのでしょうか?

三島:そうなんですよ!実は、最終的に洋服や靴、バッグなどアクセサリー以外のものもトータルでデザインしたいと思っているんです。写真集の様な本も出版したいと思いますし、やりたいことは沢山あります。《nezu》の最初の頃のルックには自分で作った服を使っていたんです。

赤澤:そうだったんですね。アクセサリー以外のものも是非見てみたいですし、少しずつでも実現させて欲しいです!

三島:アクセサリーしか作れないのは悔しいと思って、コンセプトにはあえて「デザインレーベル」と書いたので頑張って実現させないといけないですね。

赤澤:1つ1つ制作するのは大変な部分もあると思いますが、デザインする上で気をつけていることや大切にしていることはどんなことでしょうか?

三島:それぞれのストーリー性は大切にしています。例えば、これだと「氷の中に糸が閉じ込められた」というストーリーで作っているのですが、そのストーリーの商品への落とし込み方などは特に気を使っていますね。

赤澤:たしかに裏側を見るとちゃんと「閉じ込められている」感じがありますね。こういったストーリー性は、《ミナ・ペルホネン》の皆川さんもテキスタイルに反映させていると聞きますし、お客様に伝わりやすい大切な要素ですよね。

三島:そうなんですよ。作っていても楽しいですし、お客様に商品を説明する時にもわかって頂けているのではないかと思います。

赤澤:今回の展示で過去の作品も拝見出来て、制作の方法や背景について知ることで《nezu》のアクセサリーがさらに魅力的に見えてきました。次のシーズンも楽しみにしています!

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