ハードコアなマインドと解剖学的知見によって作られるオルタナティブな《OTOPE》のシューズ

整形外科を意味する「Orthopadic」に由来するブランド名は伊達じゃない。優れたマインドによって駆動された技術とセンスによって生み出されるシューズとは?

2018.04.25 Wed

持っている技術を何のためにどのように使うか。その発想と倫理観によって生み出されるものは大きくその姿を変えるだろう。高いスキルを持ちながらも、それを活かすだけのマインドが伴わないことは数多ある。その両方が高い次元で結びついてこそ、優れたモノが生み出される。

以前ご紹介した《KARIBAKI》を手掛ける横尾直さんにアトリエでお話を伺い、彼女の手で生み出されたシューズを見た時に感じた印象と近いものをこのシューズにも感じる。やはり人の手から生み出されるものには他のものとは違うオーラのようなものが漂っている。

OTOPE》というブランド名は聞き慣れない方も多いのではないかと思う。かなりコアなモノづくりを行うため、大量生産が出来ないということもあり知らなくとも無理はない。“オトペ”という響きの可愛らしさとは裏腹に、ブランド名は「整形外科」を意味するOrthopadicに由来し、足の骨格や筋などをサポートする矯正靴を作るための技術や素材、製法を駆使して作らるシューズは、驚きの履き心地とファッション性を両立させた逸品だ。

シューズ自体の魅力はもちろんのこと、主に下肢にハンディキャップや疾患のある方に合わせた装具を作る技術者を育成する教育プログラムの中で、特にその方の足に合わせた靴を作る理論や技術を学んだという、王道とは異なるオルタナティブな方法論とアプローチで作られているという過程にも大きな魅力を感じます。

今回BOICEではそんなオルタナティブな《OTOPE》に、オルタナティブな注文をさせて頂きました。通常は、素材を選択しmade-to-orderで制作しているのですが、BOICEバイヤーの独断と偏見によるエクスクルーシブとして制作を依頼致しました。特に、Captoe Sharksole SHOESに使用したレザーは、《HERMES》への皮の供給でも知られるフランスのタンナー・アノネイのものをチョイス。今回使用したネイビーカラーは定番では取り扱いがなく、光の加減によって黒くも青くも見えるダークカラーで、ボックスカーフの特徴である白い最断面を今回はあえて着色せずに白とネイビーの対比も特徴的な一足に仕上がっている。

定番に対するオルタナティブな解釈でシューズを作る《OTOPE》とBOICEバイヤーのテイストが融合したシューズは一見の価値あり。

「自分が消費者としても心が動くようなモノを作っていきたいと思っています。」
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